あなたの自己PR、スベっていませんか?
「なんか今日の面接、面接官の反応イマイチだったな…」
「就活本を読んでちゃんと書いたのに、あっさりESが落ちる……」
「自分の自己PRがパッとしないのはわかるけど、どこが悪いかわからない……」
こんな悩みを抱えている場合、その自己PRはスベっている可能性が非常に高いです。
この記事では、あなたの自己 PRがスベっていないか一瞬で見抜くチェック方法をお伝えします。
ESと面接の核、それが自己PR
自己PR。それは就活において最も重要となるものです。
自分はどんな人間で、何ができて、何をしたいのか。
そうした自分の個性・特性をアピールするのが自己PRです(この記事では、「自分を押し出す一連の表現」と、自己PRを広義に定義します)。
就活において自己PRが求められる場面は二つあります。
それは、ESと面接です。
非対面・対面の違いはあれど、両者は「学生に自己PRを求めている」という点で同質の選考です。単純な事務作業能力や協働性を見るWEBテストやGD・GWとは趣が違います。
ただ、多くの学生は日常の中で自己PRをする機会がありません。中には就活で初めて自己PRなるものをしたという人もいるでしょう。
そうした人が陥りがちなのが、「スベる自己PR」をしてしまうというものです。
「スベる自己PR」とは、「響かず」「興味を持ってもらえず」「思い出してももらえない」自己PRのことです。言うならば、その人キャラが見えず「よくいる量産型就活生」以上の感想を持ってもらえない自己PRです。そんな感想を持たれたらPRは大失敗となります。
では、「よくいる就活生」「キャラが見えない」と思われる自己PRとはどんなものでしょう?
それを最も簡単に判別する方法があります。
それは、自分の自己PRがコピペ可能かというものです。
コピペ可能=「私」が見えないダメ自己PR
「コピペ可能な自己PR」とは、「他の人が丸パクリできてしまう自己PR」のことです。
つまり、その人固有の経験による裏づけがないPRのことです。
この自己PRが最も頻発するのが志望動機です。
具体的な例を挙げましょう。
ある大手IT企業がESで志望動機を問うてきているとします。
そのとき、
「少子高齢化社会で高齢者が増える中、医療分野にテクノロジーを導入することの必要性が高まっている。そのため、御社でITを用いた医療問題の解決に携わりたい」
なんて書くのは、一見まともに見える典型的なダメPRです。
ここに字数を足してその問題意識の高尚さについて解説しても変わりはありません。
この自己PRには「私」が欠けているからです。
自己PRとは、「私」を見せるもの
そもそも自己PRというのは、「他の人にないこんな能力・経験・特性を持っていますよ」ということを示すものです。
そのため、そこには必然的に「他者との差別化」という視点が求められます。
つまり、「私」にしか言えないことを言うのが自己PRの大原則なのです。
その観点から先ほどの志望動機を見てみます。すると、「私」が介在しておらず、誰にでも言えてしまう(=コピペ可能)な内容となっていることがわかるでしょう。
レポートや論文等の学術的文章には「私」を入れるの厳禁であり、そう習ってきたことと思います。しかし、ESをレポートと同じ調子で書くのはNGです。
むしろ、積極的に「私」を入れていくべきなのです。
「私」を入れていくというのは、「私の経験」を盛り込むということです。
自分が何かをしたいと言うなら、「そう思った固有の経験」と、「それをしたいと本気で思っていることを裏付ける経験(=そのために何を実際にしてきたか)」、そして「それができる能力があることを裏付ける経験」をPRする。
これこそが自己PRの王道なのです。
次の記事では、「私」が伝わる自己PR、伝わらない自己PRについて、具体例を用いて説明します。
自己PRを磨きたい方、必見です!