就活がつらい原因と対処法
大学3年になると就活の様々なイベントがスタートします。
就活準備をし始める学生が増え、それぞれが活動をし始めると「就活がつらい」と感じる学生が出てきます。
今までの生活と違う活動ですので、その環境の変化から多少のストレスを感じることは少なくないと思います。
そんな中で、特に就活に対して拒否反応に近い気持ちを抱いてしまう学生もいます。
ここでは就活がつらいと感じる理由とその対処法についてご紹介したいと思います。
就活がつらい2つのパターン
就活がつらいと感じる学生には大きく分けて2つのパターンがあります。
一つ目は、つらいと感じる時期が「就活初期」である学生です。
今まで、同学年の横のつながりでしかコミュニケーションを取ったことがなかったり、学生時代、社会や異年齢の大人と接したことのなかったりした学生に多く見られます。
もう一つは、「就活後期」につらいと感じる学生が出てきます。
これは、本人としては一生懸命活動していても、なかなか思うように選考が進まず、周りに内定が出始め、内定がまだ出ていない自分に劣等感を抱いてしまう学生に見られる状態です。
多くの相談を聞いていると「就活がつらい」と感じる裏には、「どうしたらいいのかわからない」という気持ちがあるように感じます。
何をしたらいいのかがわかると、スッキリとした顔をして、就活を再開できる学生がほとんどです。
あなたが「就活がつらい」と感じる理由をはっきりとさせ、その対処法を学ぶことで、きっと前向きに就活に取り組んでいくことができるでしょう。
就活初期がつらい理由と対処法
就活では、当然ですが、自分よりも目上の人とコミュニケーションを取らなければなりません。
就活初期で就活がつらいと感じる学生は、「目上の社会人とのコミュニケーション経験が少ない」ということが、その理由になっています。
就活では「敬語」や「マナー」が必須となります。
自分の言いたい事や質問を、正しい敬語を使い伝える。
名刺のもらい方から、コートを脱ぐタイミング、鞄はどこに置くのか・・・。
自分の一挙手一投足が全て「正しいのだろうか?」という不安でいっぱいになります。
ただでさえ、就活は自分をアピールするという難しいことをしなければなりません。
それなのに、慣れていない敬語や、今まで考えたこともないマナー、常識を常に試されるのです。
疲労し、つらくなっても仕方がありません。
しかし、それを理由に就活を辞めてはいけません。
なぜなら、今、あなたが直面している問題は、社会に入ったら否応なしに求められる、最低限のスキルだからです。
社会人になったら、敬語、マナー、常識がなければ働くことができません。
これらのスキルは、あなたが「いつか」身につけなければならないことなのです。
そして、今の時代はこうしたスキルは就活を通じて、身につけなければならないことになっています。
就活といっても、選考ばかりが就活ではありません。
こうした敬語やマナーの勉強をすることも就活です。
何のスキルも持たずに選考に進む前に、しっかりと勉強をし、社会人とのコミュニケーションを最低限取れるよう準備をして、選考に進むことで、この「就活初期のつらさ」は乗り越えることができるようになります。
就活後期がつらい理由と対処法
就活後期に就活がつらくなる理由のほとんどは、選考が上手く進まないことにあります。
書類選考が通らない、面接でうまく話すことができない、グループワークがあると次に進めない・・・など、最終的に内定が出ないから悩んでいることがほとんどです。
この場合は、やっているのにうまくいかないわけですから、その「やり方」に問題があることが非常に多いです。
エントリーは業界や職種が偏っていませんか?
書類を第三者にチェックしてもらっていますか?
模擬面接を数多くこなしていますか?
フィードバックされたアドバイスを素直に受け取り、活かしていますか?
就活は一人でやってはいけません。
うまくいかない時は特に、一人でも多くの人の力を借りましょう。
自分がうまくいかないと悩んでいる選考の箇所を徹底的にトレーニングしてもらいましょう。
書類選考が苦手なら、うまくいっている人の書類を見せてもらい、いいところは真似しましょう。
自分の書類を就職課の人に何度もチェックしてもらいましょう。
面接が苦手なら、考えられる質問に全て返答する台本を用意しましょう。
そして、何度も何度も模擬面接をしてもらいましょう。
もらったアドバイスをすぐに次に活かしていく努力をしましょう。
自分のやり方にこだわった結果が、今の選考の結果です。
第三者の力を借りて、素直にアドバイスを受け止め、よりよい「やり方」を学ぶことで、「就活後期のつらさ」も乗り越えることができるようになります。
まとめ
就活をしていると、誰しも不安になることがあると思います。
そんな時には、どうしたらいいのかの理由を探り、自分なりの解答を見つけ、就活の歩みを止めないようにしましょう。
一人で孤独に就活する必要はありません。
人の力を借りることも、社会に出るうえで必要なスキルの一つです。
恥ずかしがらずに、相談し、協力してもらい、一緒に内定の喜びを分かち合いましょう!