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就活で既卒は不利?既卒となってしまったらすべきこと

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既卒生はハンデ戦?

既卒とは、大学・大学院を卒業したのにも関わらず、正規職員(正社員)としての職歴のない求職者のことを言います。

 

正社員として働いたことのない若者なのだから、新卒就活生とあまり変わらないのでは?などと考える人もいるようですが、そこには大きなハンデがあります。

 

もし、あなた就活をしておらず、もしくは就活を諦めて、既卒になろうとしているのなら、本当によくよく検討する必要があります。

今回は「就活で既卒は不利か?」と、その理由、対処法についてご紹介したいと思います。

就活で既卒は不利か?

就活で既卒は不利か?と問われると、どの人事も「不利です」と即答することでしょう。

 

新卒の学生の内定率は69.8%の一方、既卒の学生は内定率が30.7%(マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)となっています。

この数字からも分かるように既卒は圧倒的に不利なのです。

 

では、何が不利なのでしょうか。

それは、企業からすると、どんな理由があろうとも、既卒は基本的に「去年就職できなかった人」なのです。

 

毎年、多くの就活生が応募する中、よほどの魅力がない限り、わざわざ既卒を採用しようとは思わないわけです。

 

既卒になったら、「なぜ就職せずに卒業したのですか」という質問は必ずされます。

あなた自身、それに対してどう答えますか。

 

就活ではどの質問も自己アピールにしていきたいところですが、この質問に対して、自分をアピールするように答えるのは、少し難しいところがあるのは明白かと思います。

 

まずは、既卒にならないように、最後の最後まで、諦めずに就活を続けましょう。

既卒になってしまったら心がける事

それでも、既卒になってしまったらどうしたらよいのでしょうか。

 

よくやってしまうことが「ごまかす」という事です。

つまり、既卒になってしまった自分に言い訳をしてしまうのです。

 

「生活費のためにアルバイトしなければいけなくて、就活ができなかったから・・・」などです。

しかし、生活費をアルバイトで賄いながら就職を決める学生も大勢います。

そうした学生のようにあなたはできないのですね、と思われてしまいます。

 

「祖母の介護で」等の嘘をつく学生もいます。

しかし、何かをやりながら、就活している学生はいるものです。

それが絶対的な理由として受け止めてくれるほど、企業は優しいものではありません。

 

では、どうしたらよいのでしょうか。

一番大切な事は、「正直に反省する」ということです。

 

あなたが学生時代に就職を決めることができなかったのには、必ず何かの理由があるはずです。

 

企業は「過ちをしっかりと受け止め、反省し、次への行動で活かしている」という行動は、比較的前向きに捉えてくれます。

 

社会に出ても、人間ですから、完璧はありえません。

失敗することも、うまくいかないこともあります。

 

その時に、言い訳をしたり、隠したりする社員を信用はできません。

何故失敗したのかを真摯に受け止め、次に活かすことを社員に期待します。

 

同様に、「学生時代に就職を決められなかった」ことを、「何が原因でそうなったのか、そして、今どう活かしているのか」を正直に伝えることが大切になります。

 

例え、あなたの既卒になった理由が「アルバイトが忙しくて」という理由であったとしても、このように答えたらどうでしょうか。

 

「就活が一生に関わるという意識が私には足りなかったと心から反省しています。やるべき時にやらなかった代償の大きさを今回、私は身に染みて学ぶことができました。もう二度とこのような事のないように、今は自分の行動の優先順位を常に考えながら、アルバイト先にも事情を理解してもらうよう話をし、協力してもらいながら就職活動をしています。」

 

自分の非を認め、次に活かすという姿勢が何より既卒には大切な事であると思います。

既卒こそ、キャリアセンターへ!

既卒になってしまったら、お勧めすることがあります。

 

それは、卒業した大学のキャリアセンターへ定期的に相談に行き、自分の就活状況などを伝えておくという事です。

 

既卒になると孤独になりがちです。

選考も厳しくなりますので、うまくいかないことが多く、ますます孤独になり、結局は就活を辞めてしまう・・・という結末も少なくありません。

 

キャリアセンターでは既卒向け相談も行っているところが多くありますので、一人で就活を抱え込まないで、何でも相談するようにしましょう。

 

もう一つ、キャリアセンターへ行くことのメリットがあります。

キャリアセンターには多くの来客があります。

 

中には関係の深い企業の人事が、求人について来校することもあります。

その際に、数は決して多くありませんが「新卒が突然辞めて、少し困っている。誰かいい学生を紹介してもらえないだろうか」という相談を受けることがあります。

 

既卒の唯一の強みは学生と違い、すぐに就業することができるということです。

 

あなたが一生懸命就活に取り組み、キャリアセンターへ通っていると、職員の頭にあなたの名前が浮かぶかもしれません。

選考なしで入ることは100%ありませんし、あなたが努力していなければキャリアセンターも推薦するはずがありませんが、一生懸命就活をしているのであれば、声をかけてみようかなと思う職員もいるかもしれません。

 

この際は、大学を背負って選考に進むわけですから、生半可な気持ちでは応募すべきではありませんが。

まとめ

厳しいことを言うかもしれませんが、既卒は本当に不利です。

去年と同じ就活をしていては、状況は悪くなる一方です。

学生時代、就活がうまくいかなかった理由を、しっかりと見つめなおすことが絶対に必要です。

その反省点を既卒での就活に活かしましょう。

既卒の就活、身を引き締めて今年こそは最後の最後まで、頑張りましょうね。

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